日々徒然

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山口県がICOCA利用区間エリアの拡大を要望

 

2018年3月29日、山口県JR西日本に同社のICカードICOCA」の利用エリア拡大を要望しました。


○要望主旨

 地域公共交通機関の利便性向上や利用促進並びに県外からの誘客の促進を図るため、県内におけるICカード「ICOCA」の利用区間の早期拡大

www.pref.yamaguchi.lg.jp

現在山口県ではICOCA利用エリアは山陽本線南岩国駅以東(和木駅から南岩国駅)と下関駅以西(下関駅から門司駅)と極僅かに限られています。

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県内の山陽本線に導入されると、事実上岩国で分断されていた、広島方面からの観光客の流動及び、広島方面の通勤・通学の利便性の向上、中国地方でICOCA空白地帯であったことが解消される上、関西方面からICOCAエリアが繋がります。

特に加熱的な人気で、駐車場不足問題・公共アクセス問題が発生している、広島東洋カープ由宇練習場の場合、広島からのアクセスで、ICOCAエリアが繋がることにより、チケットレスな乗りやすさに利便性が期待できます。そして、駐車場問題解決の糸口にもなるかもしれません。岩徳線に導入されると、広島で人気の「いろり山賊」や、錦帯橋への利用客も見込める可能性があるかもしれません。

現在、ICOCAエリアは最東端が富山・石川エリアの富山県、あいの風とやま鉄道(旧北陸本線)の越中宮崎駅東海道本線琵琶湖線)の最東端が近畿圏エリアの米原駅、最西端が広島地区の山陽本線南岩国駅となっています。内、山陽本線の最東端は岡山県和気駅です。(※営業キロ200km以内に限る)

2018年夏にはそれぞれ独立してまたがって利用できなかったICOCAエリアが利用できる様になる予定です。(※営業キロ200km以内に限る)

www.westjr.co.jp

 

現状、県内ではコンビニや一部スーパー等ではICOCAがショッピングで利用可能な反面、鉄道では本来の鉄道系ICカードの機能が利用できない事態が発生しています。県内JR線にICOCAが導入される事により、県内バスでのICOCA導入等、利便性向上や様々な効果が期待されます。

特に通勤通学定期でICOCAが導入されることにより、ICOCA払いによるICOCA電子マネーの普及、小売店でのキャッシュレス化促進に期待できそうです。